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春の絵本

きいろいのはちょうちょ

きいろいのはちょうちょ

(五味太郎・作 偕成社・刊)
ちょうちょをおいかける男の子、「つかまえた!」と思ったら、あれれ?違った…!
きいろい何かを、ちょうちょと勘違い。
ちょうちょの部分が穴あきになっていて、子どもはそんな小さなところもみのがしません。
春のよみきかせの鉄板絵本と言えばこの一冊です。

はなをくんくん

(ルース・クラウス・作 マーク・シーモ ント・絵 木島始・訳 福音館書店)

まだ雪が降り積もっている中、動物たちはどこからか香ってくる春のいい匂いに惹かれ、雪道を走っていきます。
ほとんどのページがモノクロの絵本ですが、だからこそ最後にでてくる黄色が一層映えています
新しいスタートを切った時、どっちに行こうか、こっちの道は正しいのか、迷うことがありますよね。
そんなときは野生の勘、「はなをクンクン」をつかいます。わたしたちもはなをくんくんさせて、いい匂いのする方に向かっていきませんか。
きっとそこにはすてきな春が待っていますよ。

はなをくんくん
じゅんびはいいかい?

じゅんびはいいかい?

(荒井良二・作 学研・刊)
入園、入学、入社、新学期、新年度…春は、いろんな始まりがある季節ですね。
始まりを迎えるためには、いろんな準備も必要。
制服やランドセル、文房具に、新しい靴、それから…心の準備も!
始まりはうれしさと同時に、ドキドキもあるものです。
そんな時、この絵本は「じゅんびはいいかい?」と語りかけてくれます。
「いいよ~」と、絵本にある言葉と一緒に、こたえてみましょう。
ああ、どうしよう、新しい場所、うまくやれるかな…?
そう思っていても、ページをめくって「じゅんびはいいよ」と答えていくうちに、「きっとだいじょうぶ」という気持ちになっていきます。
荒井良二さんの明るい絵と確かな言葉が、新しい生活への勇気を与えてくれる気がします。
よみきかせのときは、子どもたちに「いいよー」ってこたえてもらってもいいかもしれません。

はるがきた

(ジーン・ジオン・作 マーガレット・ブロイ・グレアム・絵 こみやゆう・訳 主婦の友社)
いつまで待っても来ない春にしびれをきらして、子どもたちは町をペンキで春色に塗ります。
春がこないというなら、自分たちで春を作りだせばいいんだ!という子どもの発想が素晴らしい。
街をペンキで塗る、というところに度肝を抜かれますが、子どもたちにそういったことを許せる大きな心をもてる大人でありたいと、
この絵本を読むと思うのです。
はるがきた
おひさまパン

おひさまパン

(エリサ・クレヴェン・作 江国かおり・訳 金の星社)
外はまだ雪が降り積もっていて、春なんて来るのかな?と思うような天気。
犬のパン屋さんが「おひさまパン」を焼きます。ほかほかふわふわの「おひさまパン」は、本当のおひさまみたい。
食べるとおなかがほかほかになって、おなかの中に一足先に春がやってきそう。
パンの匂いに誘われて、春もやってくるかもしれません…!
パンの作り方ものっています。春を待つ間、パンを焼きたくなります。

うえきばちです

(川端誠・作 BL出版・刊)
うえきばちに、水をやると…
「めがでました、はがでました、はながさきました」
え?当たり前じゃない??
いえいえ、それは絵本をご覧になってみてください。
「め」は、芽じゃないし、「は」は葉、じゃないんですよ…!
このうえきばちから、いったい何が生まれるのか、最後まで目が離せません。
小学生に読めば大爆笑間違いなしの一冊。
うえきばちです



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