クリスマスアドベントブック(本庄ひさこ/作 世界文化社/刊)アドベントカレンダーをめくるように、少しずつ準備をしながらクリスマスを待つ絵本。 クリスマスにまつわる物語や由来、キラキラクッキーやクリスマスケーキのレシピ、飾りの作り方など、クリスマスの楽しみ方が描かれています。 子どもの頃、本庄さんが挿絵を描かれた「はなはなみんみ物語」の絵本が大好きだったので、この絵本をみつけたとき懐かしさがワアッと押し寄せました。 優しいタッチのイラストに、クリスマスを愛おしむ気持ちが詰まっています。 |
まどからおくりもの(五味太郎/作 偕成社/刊)サンタさんがやってきて、まどから贈り物をいれますが… まどから見て、「ねこさん」と思っておくりものを入れたら…あれあれ?ちがったよ! まどの部分が穴あきになっていて、なんだろう?と予想をするのが楽しい。 クリスマス絵本の鉄板ですね。大型絵本もあって、読み聞かせにもぴったりです。 |
サンタのおまじない(菊池清/作・絵 冨山房/刊)クリスマスイブ、けんちゃんに届いた荷物の中身は、あれれ、野菜? でも、「いち、にい、サンタ!」とおまじないをいうと、大変身! よみきかせのときは、みんなで一緒に「いち、にい、サンタ!」とおまじないを唱えます。 チョキチョキとはさみを入れることで、絵が浮かび上がってくる、切り絵の楽しさを感じる絵本でもあります。 |
ろうそくぱっ(みなみじゅんこ/作 アリス館/刊)ハンガリーのわらべ歌をクリスマス風にアレンジしてあります。 ろうそくを「ぱっ」と灯して、クリスマスの夜を楽しむ天使や森の動物たち。 そのあとは「ふっ」とみんなでろうそくを吹き消します。手遊びをしながら楽しめる絵本です。 ろうそくを吹き消すと、しんと心がしずまる気持ちになるのはどうしてでしょうか。子どもたちと手遊びをして、その静けさを一緒に味わえたら嬉しいですね。 |
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サンタさんのおとしもの(三浦太郎/作 あすなろ書房/刊) クリスマス・イブの日、女の子はサンタさんが落とした手袋を拾います。サンタさんに手袋を届けようと、女の子はサンタさんをさがします。この絵本を書店で見かけたとき、思わず声が出そうになりました。 発売は2020年ですが、この作品のもとになったものは、多分10年くらい前に、新聞に掲載された絵物語です。 黒いバックに、カラフルな町の建物が映えたイラストが、新聞を開くと目に飛び込んできたのを覚えています。 クリスマス特別掲載だったその絵物語を、ひとめで大好きになってしまって、切り取ってずっと手元に持っていたのです。(写真の右の紙がその1部です。) 大好きなものが、時を経て絵本の形になったことに、感激しました。特別な一冊です。 |
おくりものはナンニモナイ(パトリック・マクドネル/作 谷川俊太郎/訳 あすなろ書房)犬のムーチは、大好きなアールにおくりものがしたい。けれど、アールはなんでも持ってるから、なんにもいらないんだって。いったい何を贈ったらいいのかな? クリスマスとうたっている物語ではありませんが、季節は冬で、プレゼントが出てくる絵本ということで、クリスマス時期によくよみきかせで読む絵本です。 もしかしたら、クリスマスにプレゼントをもらえない子だっているかもしれない。 「ナンニモ」なくても、大切な人と一緒にいられることが、一番のプレゼントになることもあるんだよって、そんなおせっかいな気持ちも込めて読んでいます。 |
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メリークリスマスおおかみさん(みやにしたつや/作絵)クリスマスの日にこぶたたちを襲撃する物騒なオオカミ。しかし転んで大けがをしてしまいます。 オオカミが目を覚ますと、こぶたたちが周りで心配そうにのぞき込んでいます。 オオカミは口をぐるぐる巻きにされていて、しゃべっても何をいっているのかわからない。 よみきかせをすると、このオオカミとコブタたちの意思疎通のできなさに、みんな大爆笑。 オオカミが必要以上に優しくなったり、コブタたちと仲良くなったりしないところがいいなと私は思います。 最後は少しほろりとさせる、平和なラストです。 |
おおきいツリー ちいさいツリー(ロバート・バリー/作絵 光吉夏弥/訳 大日本図書)クリスマスが近づいて、ウィロビーさんのお屋敷にツリーがとどきました。でも、大きすぎて、天井につっかえてしまいます。 そこで先っぽを切って、その先っぽは小間使いさんのもとへ…。 大きなツリーの先っぽが、どんどん切られていろんな人や動物のもとへクリスマスを届けます。 みんなそれぞれにぴったりサイズのツリーを飾って、クリスマスを楽しみます。 大きなツリーをみんなでシェアする展開、繰り返しも楽しい絵本です |
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