もくもくやかん(かがくいひろし/作 講談社/刊)日照りが続き、雨の降らない毎日。 「やかん」たちが奮起します。やかんが雨乞い!というびっくりな発想。 準備運動をして、「すってー」「はいてー」、何をするのかと思ったら、雨乞い! やかんが、雨乞い!? びっくりな発想。 読み聞かせでうまく行くと、準備運動からの流れを子どもも一緒にやってくれて、さながらみんなで一緒に雨乞いをしているかのよう。 日照りが続いている日にどうぞ。 |
ふってきました(もとしたいづみ/作 石井聖岳/絵 講談社/刊)ふってきそうなお天気……といえば、降ってくるのは雨だと思いますよね。 でも、空から降ってきたのは、さまざまな動物たち! その奇想天外さにグッと引き込まれます。 最後に降ってくるのは…。 ラストまで読むと、お母さんの絵本でもあるなあと思います。 |
雨、あめ(ピーター・スピアー/作 評論社/刊)雨の一日を存分に楽しむ、姉弟のおはなし。文字なしで絵だけで展開します。 とにかく徹底的に雨の1日を楽しみつくす姉弟ですが、夜になって、降りやまない雨を見ている表情は少し不安そう。私は最初意味がわからなくて、友人に「なんでこんな心配そうなん?」って聞いたんですが、「こんな降っていつまで降るんやろ!? ってことじゃない?」って言われて、そうかーと納得。どんなに雨が楽しくても、「これがずっと続くのか…?」と、まさかとは思っても、少し不安になることもありますよね。翌朝、晴れているところで、絵本は終わります。 きっとこの姉弟なら、晴れの日も徹底的に楽しみつくすんだろうなあと予感させる見返しです。 |
ふしぎなかさやさん(みやにしたつや/作 金の星社/刊)ふしぎなかさやんでかさを買うと、そのかさの模様のものが空から降ってきます。 最初はお菓子やお寿司など、降ってくるものが面白い! と思いながら読み進めますが、オオカミが出てきて大ピンチ! このピンチをどう切り抜けるのでしょうか? |
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すてきなあまやどり(バレリー・ゴルバチョフ/作 なかがわちひろ/訳 徳間書店/刊)ヤギさんの家にやってきたブタくんは、ずぶぬれ! これは雨に降られたんだなあ、と思うも、話を聞いていると、ブタくんは、ちゃあんと雨やどりしていたと言うんです。大きな木の下に、どんどん動物たちが雨やどりに加わっていく様子が楽しく、いったい何が起こるんだろう……?と思わせます。最後はくすり、と笑えるお話。 |
ゆうだち(あきびんご/作 偕成社/刊)これはもう物語が抜群に面白いので、小学生に読むと、ググッとお話の中に入ってきてくれるの感じます。 夕立にあって、狼の家で雨宿りをさせてもらったヤギが、狼に食べられないために一芝居打ちます。 自分が狼を食べるヤギであると歌い始めたヤギに、狼は完全びびってしまいます。 ヤギの演技はどんどんエスカレートしていきます。 ヤギの歌を、私は「アルプスいちまんじゃく」のメロディで歌っています。読んでいる方もちょっとヒートアップしちゃうので、それはいいのかわるいのか、ちょっとよくわかりません。 ストーリーテリングで語られてきたトリニダードドバコの昔話をもとに絵本化されたものだそうです。 |
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あめがふるひに(イ・ヘリ/作 ピョン・キジャ/絵 くもん出版/刊)雨の中、お家で過ごす子どもは、外の雨のようすを想像しています。 外にいる動物たちは、こんな雨の中、どうしているんだろう? そして子どもの気持ちは、雨の中仕事にでかけているお父さんに向かっていきます。まだ帰ってこないお父さんを、少し心配しているのです。でも大丈夫。安心のラストです 墨一色で描かれたいろんな雨がおもしろいです。もう手に入らないのが残念。 |
あめふり(さとうわきこ/作 福音館書店)雨続きの毎日にうんざりして、ばばばあちゃんは、雨を止めようとします。 一体どうやって!?ばばばあちゃんらしい、ユニークな方法ですよ。 空から雷の子たちがたくさん落ちてくるシーンは楽しい。その後、雲を干すシーンにびっくり。 |
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